2004年 三上博史主演ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ   2004年

〜 ニッポン放送開局50周年記念公演 〜


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【パンクの洗礼】 作成:おともだち
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<ヘドウィグの歌詞に出てきた女性ミュージシャン>
♪どう ラヴァーン・ベイカー?♪ byヘドウィグ
☆ラヴァーン・ベイカー LaVern Baker
50年代から60年代前半に活躍したR&B歌手。 55年「Tweedle Dee」「Jim Dandy」「T cried a tear」のミリオンセラーを3枚も出したロックン・ロール黎明期のスターよ。


♪Patti, Tina, Yoko, Aretha, and Nona and Nico♪ byヘドウィグ
☆Patti →パティ・スミス  Patti Smith
詩人ランボーに傾倒し反逆精神溢れるNYパンクの女王、パンクのゴッドマザー。 大切な人達と何度も何度も辛い別れがあって、一口じゃ言えないほどの壮絶な人生を見事に作品に投影しているわ。

☆Tina →ティナ・ターナー  Tina Turner
’60年代から活躍する とってもエネルギッシュでパワフルな歌と ステージパーフォーマンスで有名なシンガー。 元夫から壮絶なドメスティック・ヴァイオレンスを受けていたのね、そんなこと微塵も感じさせずにステージに立っていたなんて、辛かったでしょうね。 彼女の半生は「ティナ」って言う映画にもなってるわ。

☆Yoko →ヨーコ・オノ  Yoko Ono  小野洋子
ビートルズの故ジョン・レノンの夫人、前衛アーティスト。 名家の超お嬢様だったのよ。 ジョンとヨーコが出会ったときはW不倫。 ビートルズ解散の原因だって言われて欧米社会で東洋人なんてまだ珍しかった時代だったし、いろいろバッシングがあったわね。

☆Aretha →アレサ・フランクリン  Aretha Franklin
’60年代から活躍するソウルの女王、レディ・ソウルと呼ばれているわ。 天才少女歌手としてデビューして、ソウルの中にパワフルなゴスペルを取り入れたの。 この人の歌には品があるわね。 グラミー賞を何度も受賞しているわ。

☆Nona →ノナ・ヘンドリックス  Nona Hendryx
ザ・ローリングストーンズやザ・フーのツアーに参加していたパワフルなバックシンガーグループ、labelleのメンバーだったの。 labelle解散後はロック色の強いR&Bシンガーとしてソロ活動。 グラミー賞やエミー賞にもノミネートされる実力派なのよ。

☆Nico →ニコ  Nico
モデルで美しい人だったわ。 声も美しかった。 アメリカに渡ってヴェルヴェット・アンダーグラウンドに参加、愛とドラッグに溺れ、絵に描いたようなジャンキーな人生だったわ。 「ジャンキーの女王」と呼ばれたの。 彼女は私と同じドイツ人なのよ。 でも彼女は西の人。


☆★☆ 生きていれば、いろんなことがあるわよね。
愛を知り、その愛に傷ついたことも、マイノリティ故に涙したことも (ラヴァン・ベイカー、ティナ・ターナー、アレサ・フランクリン、ノナ・ヘンドリックスは黒人シンガー、ヨーコ・オノは日本人) あったろうけど。
彼女たち、私には歌があるわ。 そして、あなたにも!
歌って!それぞれの歌を!

トミーもお疲れ様!
どう? これで少しロックの歴史がわかったかしら? でも、ロックは頭で考えるものじゃないのよ。 体で感じるの。 そう心も体も解放してね! その陶酔感がロックよ!
トミーはとっても一生懸命お勉強したから、約束通りご褒美あげます〜!







劫火招来〜!
再び安倍晴明様に術を解いていただき、現実に帰ってきました。

ヘドウィグ版ロック短期集中講座にお付き合いいただいてありがとうございました。 ヘドウィグはこんな事を言わない! とお怒りの方もあると思いますが、あくまでも妄想ということでお許し下さい!

オーブンに顔を突っ込んでラジオを聞いていたヘドウィグに、親に小言を言われながら雑音混じりのラジオを必死でチューニングして、スピーカーに耳をつけるように聞いたロック少女だった自分を重ねていました。 ヘドウィグが聞いて育ってきたであろう音楽も私のそれと重なります。 ヘドウィグはロックの一番熱い時代を共有できる同志、同じロックの血が流れていると思うとヘドウィグが余計愛おしく感じます。

ヘドウィグは、御芝居としても歌や演奏としても楽しめる贅沢な作品ですが、プラスこのロック集中講座を活用して今度は、ロック的な楽しみ方もトライしてみてください。
最後に、このロック集中講座を書く機会を与えてくれたパーシャさんに感謝します。
ありがとうございました。



その時代のRockの知識を持つことでより一層深い味わい方が出来るのでは?と思い、詳しい友人にこのコーナーを作っていただきました。 商品の名前なのか 人の名前なのかの判別もつかないような私の質問にこたえて下さりながら、数々の希望も取り入れてくださいました。 そのうえ、一旦纏めたものを分かりやすく全て書き直す(!)という大変なご苦労まで厭わずお受けくださって、本当に感謝しています。 ありがとうございました。 また、知識協力をしてくださった、もう1人の友人にも とっても感謝しています。  私ほどではないにしても この時代のRockに不案内な方が このコーナーをご覧になられることで、その時代の空気を感じ取ってくださるのなら、こんな嬉しいことはありません。(管理人:パーシャ

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