2005年 三上博史主演ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ   2005年

〜 待望の再臨 〜


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【パンクの洗礼2005】 作成:おともだち


年表はこちら♪
〜 パンクの洗礼2005 

おかえり〜! ヘドウィグ! アナタを楽屋口でずっと待ってたのよ!

愛しいヘドウィグの足跡を 今年も音楽ネタで辿ってみようと思います。 今年の公演で気づいた 「ロックの歴史、ロックの歌詞、ロックのお洒落」 を加えて、昨年の 「6ヶ月の短期集中ロック講座」 の補講をしたいと思います。 バックで流れる曲も、とっさに題名が出てこなかったりで、空耳かもしれないですが、またネタだと思えば なんでもネタに思えてきて 何でもかんでも加えました。 ロックの名曲紹介と思って 気楽に楽しんでもらえると嬉しいです。 私1人では限りがありますが、今年は強力なお友達の参戦で いろいろ助けていただきました。 ありがとうございました。 ネタは、主に大阪初日、楽日を元にしています。

アルバムジャケットをクリックすると、amazonに繋がって、試聴することが出来ます。 音楽に乗せてヘドウィグの記憶が甦ると思います。 説明を省いているところもありますので、去年の 「パンクの洗礼」 も併せてお読み下さい。

さあ、今年のヘドウィグはちょっと高飛車よ! でも結構気配りの人。
さぁ〜!覚悟はいい?

では、今年も 阿倍晴明様に術をかけていただいて、ヘドウィグになりたいと思います。
劫火招来〜!





TOMMY!
去年しっかりお勉強したけど、言い忘れたことがあるから、付け加えるわ。  でも、同じ事言うのはイヤだから、わからなかったら 去年の 「パンクの洗礼」 を見るのよ!


☆ローリング・ストーンズ
ローリング・ストーンズのネタが さりげな〜く入れてあったの、わかったかしら? これ以外にも小道具で、ストーンズの有名な 舌をべ〜〜〜って出した有名なシンボルマーク知ってるでしょ? あの形のクッションとか布があったんだけど、出し惜しみしないで全部出してあげればよかったわね。


♪You Can't Always Get What you Want♪ 無情の世界

  シングル・ボックス   Vol.3

シュラトコが自動翻訳機を取り出して 「ろーりんぐ・すとーんじゅ」 って訳した 私のアカデミックな論文のタイトル 「You Can't Always Get What you Want」 はね、ストーンズの曲の題名にかけてあるのよ! 去年はわざわざ日本語で言ってあげたけど、わからなかったようだから、今年は英語の原題で言ってあげたの。 多分こんな仕掛けがあるって わからないだろうから、自動翻訳機も用意して、「これはローリング・ストーンズの曲のタイトルよ」 って教えてあげたわ。 私ってなんて親切なのかしら。 アコースティックギターにストリングスが入って、段々盛り上がって 人生の応援歌のように力が湧いてくるような曲よ。
この曲の邦題は、「無情の世界」。  「・・・・・無情よね〜!」 って言った後に、 ♪You Can't Always Get What you Want♪ のやり取りがあったの、 「無情」 繋がりという高度なテクニックよ、わかったかしら〜?

You Can't Always Get What you Want
but try sometime you just might find You get what you need
欲しい物が必ず手に入るとは限らない。
けどもしかしたら・・・

前向きな姿勢は大いに結構だわ。
でもね、いい男や好みの男が手に入るなんて思っちゃ大間違いよ!
そんなにうまくいく訳ないじゃない〜〜っ!


♪As Tears Go By♪

  シングル・ボックス Vol. 2

ルーサーと離婚してトミーと知り合う前、色んな事をして生きてきた事を語るシーンで、ヨコズプに笛を縦にしたり横にしたりして吹いてなさい!って言うときに さりげなく曲が流れてたのわかった? ローリング・ストーンズの初期の名曲で 「As Tears Go By」。 若き日のミックとキースの幼なじみコンビが作って、可憐な歌姫マリアンヌ・フェイスフルに提供して大ヒットした曲よ。 今年結成43年? 長きにわたる友情に乾杯! でも、ミックとキースは学生の頃からの友人だけど、決していつも仲が良かった訳じゃないよ。 決裂したり和解したり、お互いいなきゃ困るくせに、憎まれ口をきいて、まるで私とイツァークのようだわ。

この曲も、アコースティック・ギターにストリングスという組合せで、ストーンズと言えば、ビートのきいたR&Bって思っている人には意外な曲よ。 この曲はフォークね。 若者らしい瑞々しい感性の、聞けばすぐ口ずさむ事の出来る親しみやすい曲だわ。
この曲が縁で、ミックはこの曲を歌ったマリアンヌ・フェイスフルとつき合うようになったの。 マリアンヌには家庭があったのに、それも捨てて、う〜ん、ミックとラブラブ〜! でもそんな幸せな日々はそうは長くは続かなかったわ。 結局彼女はボロボロになって捨てられてしまったの。 何だか身につまされるわね〜。 私のお話も負けないくらい悲惨だけど、笑ってるの。 だって笑ってないと泣いちゃうじゃない。


♪ミック・ジャガーのバックアップシンガーみたいに♪
この台詞、唐突に出てきたと思わない?  ストーンズには、ミックの迫力に負けないほどの強力な女性シンガーと組むことが多くて、これはアイデアだけどね、♪Tear Me Down♪なんかはね、ゴスペルシンガーみたいな パワフルな女性ヴォーカルを加えたら もっとイケテル曲になるように思うわ、ねぇヨコズプ!


<グラム・ロック> ♪開演前に流れた曲  Jesus' Blood Never Failed Me Yet(イエスの血は私を決して見捨てない)♪
去年の 「パンクの洗礼」 のボウイがベルリンで作った アルバム 「ロウ」 の所を見て!

グラムをやっていた 元ロキシー・ミュージックのブライアン・イーノ って、出てくるでしょ。 彼のグラム後の主な活動は、アンビエント・ミュージックと言われる環境音楽。 病院とか空港のロビーで流れている あるのかないのかよくわからない主張をしない音楽よ。 イーノは70年代初期に オブスキュアというレーベルを立ち上げ、そのレーベルからリリースされたのが、実験音楽家ギャバン・ブライヤーズの 「イエスの血は私を決して見捨てない」。  去年も開演前に流れていたのよ。 ニューヨークのホームレスの老人の歌を延々と繰り返す 印象的なこの曲よ。 曲はグラムじゃないけど、イーノ繋がりで、ここで話すわ。

  ブライヤース: Jesus' Blood Never Failed Me Yet


☆隠れホモのロッカー達、ルー・リード、イギー・ポップ、ディヴィッド・ボウイ〜ィ〜…。
別に隠してないわよ。 堂々と宣言したわ。 でも、ホモっていうより、バイ、バイセクシャルよ、男もOK!女もOK! 私のプロデュースした香水アトロシティみたい。 ルー・リードには一見美少女 実は美少年の恋人がいたわ。 ボウイはバイだと公言した時には、既に妻子持ち。 ボウイには可愛い男の子がいて仲良くファミリーで写真を撮りましょう! ほぉら〜! う・ご・か・ないで〜! はい、ポーズって 写真をとったり、もう何がなんだかわからない〜!



☆ルー・リード
トランスフォーマー
(Transformer) 72’

(舞台で出た1枚目の画像)
☆イギー・ポップ
ロー・パワー
(Rou Power) 73‘
(舞台で出た2枚目の画像)
☆デヴィッド・ボウイ
アラジンセイン
(Aladdin Sane) 73‘




☆ルー・リード(舞台で出た1枚目の画像)

  トランスフォーマー(Transformer) 72’

♪DoDoDoDoDo♪ って、イツァークとバックコーラスのように 口ずさんだの覚えてる?
去年もやったけど、今年の私はタカピーなだけじゃないのよ、これでも歩み寄ろうという気持はあるの。 いろいろ努力したんだから。 このフレーズを口ずさむときにもう一度 ルー・リードの 「トランスフォーマー」 の画像を出してあげたのよ! このアルバムの中の 「ワイルドサイドを歩け」 っていう曲が元ネタなんだよって! 何人かはわかってくれたのかしら、あ〜! 潮干狩り、潮干狩り。


☆ベルリン

  Berlinベルリン 73‘

私の古い友人ヒロシ・ミカ〜ミが 去年ラジオで、「ルー・リード」 の 「ベルリン」 という曲をイメージした とかなんとか言ってたわね。 ベルリンを舞台に物語の構成になっていて 過ぎ去った悲しい恋を淡々とけだるく描いているわ。 去年紹介しとけばよかったんだけど、パンフレットに 私の古い友人ヒロシ・ミカ〜ミは、ボウイやルー・リードを少年の頃に聞いたと書いてあったから、ルー・リードを聞く参考にしなさい!


☆T.Rex

  電気の武者

♪大阪初日、メンバー紹介の時シュラトコが弾いてた曲。 Get It On(多分)♪
最近、元ビートルズのリンゴ・スターが監督した T.Rexのマーク・ボランの 長い間行方不明だった未公開のドキュメンタリーフィルム 「ボーン・トゥー・ブギー」 がDVD化されたわ。 T.Rexのマーク・ボランは漆黒の目をした とっても魅力的な人だった。 彼は占い師に 「寿命は30歳まで」 って言われて凄く気にしてたの。 本当に誕生日の2週間前に自動車事故で死んじゃった。 生き急いだのね。 ボウイとボランは、売れない頃からの友人だったのね。 彼の死を嘆くボウイと言ったら、見てられなかったわ。

  ボーン・トゥ・ブギー


☆グラムを読み解く本
グラム・ロック シンコー・ミュージック・ムック―フラッシュバック・シリーズ

  (表紙はマーク・ボラン)

昔、昔、インターネットなんてない、ラジオと雑誌だけが洋楽の情報を得る手段だった頃、ロック少年、少女のバイブルのようなミュージック・ライフという雑誌がありましたとさ。 その当時の記事をまとめたムック本。 これを読めばグラムの時代が少しわかってもらえるかしら? でも、活字だけじゃダメ!! ギラギラした服やメイクだったらグラムだ! なんてわかった風な口をきかないでよ!! やっぱり音を聞かなきゃ!
ワオッ! 171ページに私が載ってるじゃない! なに? なに? この夏わたしの古い友人ヒロシ・ミカ〜ミで 「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ再演決定!」 良い本だわ!


☆ジギー・スターダスト

  ジギー・スターダスト (72‘)

♪トミーとの思い出を語るときのバックに流れたギター曲 
大阪初日 スター・マン、大阪楽日 ジギー・スターダスト♪

私とボウイ、そしてジギー、似てるのよね。
こことっても大事なとこだから、もう一度長い話を手短に話すわ。
青井さん!私に恥ずかしい事もさせたけど、やるわね!


☆ヤングアメリカンズ

  ヤングアメリカンズ(舞台で出た画像の3枚目) 75‘

ボウイは、カルト・ヒーローから ♪ヤングアメリカン(舞台に出た画像の3枚目 同名のアルバム、同名の曲あり) になりた〜い!♪ と、世界的なスターを夢見てアメリカに渡って、大成功!と、思ったのも束の間。 ♪彼はイギリス人だけどアメリカやカナダに身売りしたようなものね!♪  「身売り」 って言葉、図星! センス良いわ! 青井さん! アナタ偉いわ!

大スターのように振る舞う っていうのがボウイのマネージャーが立てたアメリカ進出大作戦、でもボウイの本質は、文学や芸術を愛する物静かな若者よ。 その落差が辛かったのね、心はつぎはぎ。 悪いことは重なるモノで、仕事上でトラブル続出、家庭もガタガタ、ドラッグに逃げ込んだけど そんなことで問題は解決しないわ。 全てを捨てて帰ろう! ♪カモン・シュガー・ダディ 帰りたい〜♪

帰りたいって言ったって、帰るところなんてないのよね。  故郷ロンドンはパンクの嵐が吹き荒れてボウイの居場所なんかなんかないわ。 同じドラッグ中毒の親友イギー・ポップと 「この世の果て」 へのさすらい2人旅。 シローがね、ドラッグ中毒って辛いんだよって言ってたっけ! 落ち着いた所は、皮肉にも当時 最もドラッグの蔓延していた街ベルリン。 かつてスターだった男は、ベルリンの壁近く移民街の自転車店の2階に 異邦人としてひっそり暮らし、正気を取り戻そうとするの。


☆ヒーローズ(舞台ででた画像の4枚目)

  ヒーローズ(Heroes) 77‘  ベルリンで制作されたアルバム


ジギーは、地球にやってきたバイセクシャルの宇宙人。 やがてロック・スターになり愛を語るの。 でも大衆は気まぐれ。 見捨てられたジギーは、自殺してしまう。 最初ボウイは最初ジギーの代弁者だったのが、段々ボウイ自身がジギーであるかのように振る舞ったわ。 内気なフォーク歌手だった青年は、ジギーの仮面を付けることで、新しい人格を手に入れたの。
彼はパントマイムや演劇の素養があったから、演劇仕立てのステージも自然な事だったのね。 山本寛斎の斬新な舞台衣装、歌舞伎の手法を取り入れた衣装の早変わり、そしてホモセクシャルな関係を臭わせる演技。 当時はタブーへの宣戦布告だ! と物議をかもしたギター・フェラと呼ばれる狂おしいまでに愛を求める姿、私には、気持ちが痛いほどよくわかるから、私もやっ・ちゃっ・た! 私もやってたの、解った? ちゃんとみてたのね、偉いわ〜!

ボウイの出生は複雑で、平凡で安定した家庭ではなかったんだって。 敬愛する異父兄は、ボウイに文学の扉を開いてくれたけど、精神を病んでしまうの。 ボウイはいつか自分もと、狂気への恐怖におののくようになったの。 魂の救いを求めるかのように、
自分ではない人格を作っていったわ。 ジギーの後にも次々と淳平、和馬、明美、マサトに美咲、 アラ! ごめんなさい、別人格というとつい古い友人のヒロシ・ミカ〜ミの名作を思い出すのよ。 話を元に戻して、ボウイは、次々に新しい人格を作り上げていくうちに、完全に自分が何物かわからなくなってしまったのね。

♪片方の目がピンクで、片方の目が青♪(トミーとの思い出を語る場面のどこか)
ボウイってね、目の色が左右違うのよ。 右目が緑というかとび色、左目がブルー。 少年時代女の子を取り合って友人と喧嘩、目を怪我して左の目の瞳孔が開きっぱなしになったの。 ボウイのどこか人間離れした印象は、左右の目の色の違いからくるのかもね。 そう言えば、もう1人、左右の目の色が違う人を知ってるわ! それは美貌の弁護士、青田和馬〜!


☆ロッキー・ホラー・ショー

  ロッキー・ホラー・ショー  (75’)

観客は登場人物のようなメイクやファッションをして、スクリーンや舞台に向かって、ヤジやつっこみを入れながらみる 双方向演劇のはしりね。 主人公は地球侵略にやって来た これまたバイセクシャルのフランク・フルター博士。 アヤシゲな館で繰り広げられるドタバタお馬鹿話だけど、ここまでぶっ飛ぶと痛快よ! 誰?フランク博士は、Queenのフレディ・マーキュリーでしょ!って言ってるの? 似てるけど違うわよ!
やりたい放題のフランク博士もとうとう観念する時が訪れるわ。 どぎついメイクをドロドロに溶かして、ようやく真実の愛に目覚める。 これって、おっと、ネタバレね、どんなお話か映画を見なさい!


<ハード・ロック&
  ヘヴィー・メタル>
☆去年の 「パンクの洗礼」 を見て。 70年代 ハードロックの所にバンドの名前が書いてあるでしょ!
Led Zeppelin, Deep Purple, Black Sabbath.って。 ハード・ロック御三家って言うのよ。

♪これじゃパンクのジェスチャーじゃなくて、ヘヴィメタのジェスチャーね!♪
♪Black Sabbath.
  大阪初日 アイアン・マン、
  大阪楽日 パラノイド(?)

  Black Sabbath パラノイド(71’)


思いっきり水をまいてやったわ! いい気持ち! だってこなきの毛皮、暑いんだもの!
パンクのノリだけど、この時に後ろでやってる曲はヘヴィ・メタなのよ。 だから ♪これじゃパンクのジェスチャーじゃなくてヘヴィメタのジェスチャーね♪ なのよ。  Black Sabbath は、ハード・ロックと言う人もいるけど、重低音のひずんだ音が特徴のヘヴィメタの元祖って言われてるバンドよ。 Black Sabbath=黒い安息日。 黒魔術〜ぅ! お〜神のご加護を!
ヴォーカルのオジー・オズボーンは、コウモリを食いちぎったり、ピストルで鳩を撃ち殺したり、ちょっとね。。。。。それに彼の周りでは、不幸が、お・こ・る。 こんな人だから、パンクの時代になっても、彼はパンクの若者から支持されたわ!


♪マイケル・シェンカー♪

  神 ― 帰ってきたフライング・アロウー (80’)


(多分空耳だけど、マイケル・シェンカー・グループ  アームド&レディ)
大阪楽日のパンクのジェスチャーの曲がよく思い出せないの。 大阪初日はブラックサバスの 「アイアン・マン」 だったから、楽日は 「パラノイド」 と思ったけど、どうも違う気がする。 寿司屋のお品書きみたいに 「今日のオススメ」 とか書いて、どこかにその日演奏した曲を張っといて欲しいわ、ヨコズプ!
このマイケル・シェンカーの 「アームド&レディ」 という曲が、「パラノイド」 の出だしとよく似ている。(よね???)  ジャセックもフライングV (V字型のカッコイイギター) を弾いてたし、フライングVと言えばこの人マイケル・シェンカー。 人は彼を 「神」 と呼ぶ、ヘヴィメタの天才ギタリスト。 私と同じドイツ人よ〜! でも西の人〜!


♪ジャニス・ジョップリン

  パール

♪大阪初日、大阪楽日(?) ヨコズプのメンバー紹介 Move Over♪
ロックは男の世界、まあ私のようにどっちかわからない人も沢山いるけど、その中で 「女王」 と言えば、この人よね。 ハスキーな声で身を削るように歌うブルースは魂が震えるわ。 音楽に人生を捧げ、ドラッグが元で27歳で死んじゃった。 なんで彼女をMidnight Radioに入れなかったのかしら、語呂がわるかったのかしら。
「女が歌うには、本当に歌いたいか、歌わずにいられないかしかないのよ」 (by ジャニス・ジョップリン)



♪Eric Clapton
♪メンバー紹介でヨコズプが大阪楽日で多分弾いてた曲 Sunshine Of Your love(多分、空耳かも、最初Sunshine Of Your love で途中からMove Overに変わった???)

同じハードロックのLed Zeppelinの所に三大ギタリストってあるでしょ?
Led ZeppelinのJimmy Page, Jeff Beck, Eric Clapton.みんなヤードバーズって言うバンドの出身でブルースを基調にしたギタリストね。 Ladies&Gentlemen! 大阪ドラマシティへお越しの皆様! 孤高のギタリストJeff Beckの大阪公演を蹴ってまで ヘドウィグ&アングリーインチのライブへようこそ! う〜〜〜んと歓迎するわ!

☆Cream
   カラフル・クリーム

Eric Clapton.こちらは 「ギターの神様」。 SMAPが歌ってる愛・地球博のテーマ曲を作った人って言えばわかる?  彼がいたバンドよ、Creamって、3人組。 今年再結成したわ。  Eric Clapton.ってね、悲惨な状況の時に名曲が生まれるのよ。 私と同じ、アーティストの悲しい性ね。 彼の人生、複雑な出生から始まって、昼ドラも真っ青! ビートルズだった親友 故ジョージ・ハリスンの妻を寝取ってドロドロの時に作った 「愛しのレイラ」 とか、幼い愛息を事故で失ったときに作った 「ティアーズ・イン・ヘヴン」 とか、涙なしでは聞けないわね。 涙を拭くものを貸して欲しい? この顔拓入りのタオルは貸してあげないわよ。 ヤフオクに出すんだから!


☆クァン・イーのジュセックのギター・ソロ
♪「アタックbP」から途中で「天国への階段」へ(大阪初日)   ヒロシ・ミカ〜ミって昔名セッターだったって知ってた?
♪すみれの花咲く頃〜(大阪楽日)   衣装の派手さでは宝塚に負けないわ!


☆テルミン(楽器の原理は、2004年度版「パンクの洗礼」参照)
今年のテルミンは 坊やの生首型、ふふふ。 去年の箱形から生首に内蔵しちゃったのよ。 目が赤く光って、不気味でしょ! 眉毛も10時10分。 かわいいって? ヤフオクに出そうかしら。 でも、70年代ロックオヤジには、去年みたいな箱にアンテナが立っているような古いタイプの方が受けると思うわ。
テルミンと言えば、レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジの代名詞。 その牙城に敢えて挑戦した強者がいたわ。 良い度胸ね! アメリカン・ハードロックの王者エアロスミスのギタリスト、ジョー・ペリー。 去年のエアロスミス日本公演でも、テルミンを披露したっていうし、見た人もいるんじゃない?


  映画スパイダーマン

曲は、THEME FROM SPIDER MAN。 映画スパイダーマンのテーマ曲よ。
エアロスミスって、説明要らないくらい有名でしょ。 だから省くわ。 私忙しいのよ! フジテレビの月9ドラマ木村拓哉主演の 「エンジン」 のテーマ曲はエアロスミス。 ローリング・ストーンズの流れをくんだロックの王道を行くバンドよ。

テルミンは、扱いが超難しいのに こんなマニアックな楽器、誰が使おうって言ったのかって? 「あのテルミンを生で見られるなんて!」 と、70年代ロックファンのオヤジが涙を流して喜ぶと思ったの。 私の古い友人ヒロシ・ミカ〜ミも、最近出した新譜 「ザクロ」 で、使っているらしいわ。 彼も相当マニアックね。 気が合いそうだわ。 ジョイントライブをやってもいいわね。


☆天国への階段

  レッド・ツエッペリンW  (71’)

ねぇ、聞いて! イヤになるわ、オヤジにこの曲の曲名を聞きたかったのに、オヤジの替わりに 「天国への階段」 って答えた出しゃばりのオバチャンがいたのよ、大阪で。 去年は大人しく 「40歳以上じゃないとわからないわね」 って言っただけだったけど、今年はオヤジともっと異文化コミュニケーションしたくて 「この曲はオヤジじゃないとわからないわね、なんて曲だか曲名がわかる?」 って、私はオヤジに曲名を尋ねたのに!!!!!
大阪のおばちゃんは、いつも鞄の中に飴やミカンを入れていて 「飴チャン、食べる?」 と誰彼ナシに配るそうだけど、あのおばちゃん、飴チャン一杯持ってきても絶対許してやらないわ!


♪有名なバンドの名前を並べて、〜ボストン、アメリカ、カンザス、ヨーロッパ、エイジア、ジャパン〜世界一周したみたい、旅は疲れるわ♪(パンクの洗礼2004年度版80年代参照)
去年これがバンドの名前だって、わかった人〜? もう全然でしょ! だから今年は ♪有名なバンドの名前を並べて♪ っていう台詞を加えたのに〜。 潮干狩り〜!  私、もうアメリカ暮らしが長いから、発音も忠実にしたいの、だからカンザス! 日本では、濁らないでカンサスって言うらしいけど。 じゃあ何で、ヨーロッパって言うかって? うるさいわね!



<アングリーインチの
  ファンション>
☆70年代後半のアメリカ
2004年度版 「パンクの洗礼」 ではブリティッシュ・ロックを中心に書いたので、アメリカの音楽事情が抜けてたわ。 70年代後半アメリカでは、イギリスほどパンクの勢いはなくニューヨークなど局地的で、KISS、エアロスミス、ヴァン・ヘイレン等の有力なバンドが出てきてハード・ロックの勢力分布は、アメリカに移ってしまったわ。


☆KISS(アングリーインチのメイク?)

  地獄からの脱出  (79’)

白塗りに黒のハデハデメイク、黒革のコスチュームの4人組のバンドよ。 舌をベロベロさせて挑発したり、この舌がこれまたよく動くのよ! でも私の方が上手よ、オープニング見たでしょ? 彼らはステージで水を撒いたり、サーカスのように火を吐くの。 あれは完全にエンターテイメントね!


☆ニューヨーク・ドールズ 2004年度版「パンクの洗礼」のパンクの所を見なさい!(アングリー・インチの衣装?)

  ニューヨーク・ドールズ  (73’)

グラムで終わってしまわず、パンクに繋がっていった珍しいバンドね。 デカンダンで凶暴なニューヨークに咲いた徒花。 調子ぱずれな音が妙に耳に残るわ。 元祖ビジュアル系かしら。 黒い口紅、くっきりアイラインがイケテルでしょ! 女装スレスレのチープでキッチュな服が悪趣味ですって? 悪趣味の中にこそ真実があるのよ。
アングリーインチの衣装はね、特にニューヨーク・ドールズだけを意識したんじゃないけど、80年代前後のパンク、ニューロマンティック、ゴシックパンクの香りを詰め込んでみました〜。


<コネタ集> ♪ミセス・ヘドウィグ・ロビンソン♪

  サイモン&ガーファンクル  映画「卒業」ミセス・ロビンソン

は〜い!誰か私のこと呼んだ?  これは、ネタじゃない? でも、自分が呼ばれたような気がするから、付け加えておくわ。 ミセス・ロビンソンって、映画 「卒業」 に出てくる主人公ダスティン・ホフマンを誘惑した いけないオバサマ。

Jesus loves you more than you will know
神様は、あなたにわからないほど、あなたを愛していますよ。

そんなこと言われてもねぇ〜。

☆替え歌
何?何?飴チャン持った大阪のオバチャンが私に会いたいって?
謝りに来たのかしら?
曲ができたから聞いて欲しい〜? 物憂げな感じが私にぴったりですって!
私に売り込みにきたのね。
そうね、私もこの間 ♪コートニーラブに売り込んだとこよ、コートニー・ラブ!♪ だから気持はわかるわ、しょうがないわね、聞いてあげる。

<お留守番の歌>(Wig in a boxの節で)
♪こんな夜は adorer中 からっぽ
♪明かりも落ちて 誰もいない 掲示板
♪ZEPPへ 行きたくて 気が狂いそうな時
♪思い切って 気分変えて
♪するのよメイクアップ 鳴らそうライブCD
♪しあげに封印したウィッグのせて
♪突如私 ミセス・ウエスト 70年代ロックファンのおばさん
♪魂になって ZEPPへ 飛んでいくわ

もう最悪!センス悪すぎ!

替え歌って言うのはね、こういうのを言うのよ!
はい、手拍子! ロックは裏拍よ〜!  表で叩いて、ダサイ曲にしないでよ!
(♪この木なんの木気になる木〜♪ 某電機メーカーCM)
♪その気になったらセルビアへ
・・・・・・・・・・
その気がなくなったのよ、とっとと帰りなさい! イツァーク! 塩まいて!


<グランジ> 去年の 「パンクの洗礼」 の90年代グランジの所を見て。

☆ジェネシス(フィル・コリンズが在籍していたバンド)

   「フォックストロット」72’


☆コートニー・ラブ   ♪カート・コバーンもあんな女につかまらなかったらね♪
 ホール(HOLE:コートニー・ラブのバンド)

  「セレブリティ・スキン」98’


☆カート・コバーン
 ニルヴァーナ(NIRVANA:カート・コバーンのバンド)

  ネヴァーマインド(Never Mind) (91’)

流れていたのは、このアルバムの中のSmells Like Teen Spirit。 先行きの見えない苛立ちを込めた狂ったような叫びは、若者の強い共感を呼んだわ。

あんな「女」って、この「女」、コートニー・ラブのことよ!  ♪コートニーラブに売り込んだとこよ、コートニー・ラブ!♪  コートニー・ラブは、故カート・コバーンの妻、女優、ミュージシャン。 エキセントリックで何かとお騒がせな言動が多いわ。 繊細な夫とイケイケの妻、それはそれでナイスカップルだったんじゃないかしら。 去年は典型的な 「おやじ」 の代表フィル・コリンズに売り込んもうと思ったの。 私、オヤジ大好きだもの。 フィル・コリンズは今じゃ有名なオバ様達のアイドルだけど、元は 「ジェネシス」 っていう プログレのバンドをやってた人だから、感性が合わないかも。 だから、私と同じ臭いのするコートニー・ラブの方が 可能性が高いと思って変えたのよ。 コートニー・ラブ、知らない? あっ、そう。 音楽ネタは去年さっぱりだったから、色々考えに考えて 今年仕込んだネタの中でも一押しのブラックなネタだったのに、 あ〜! 潮干狩り! 潮干狩り!

来年は誰に売り込もうかしら?


TOMMY! 今年もよくお勉強したわね! 褒めてあげるわ〜!

ロックって、ただやかましいだけの音楽じゃないのよ。 一杯良い音楽があるから片っ端から聞いて、心と体で感じてね! そう言えば 来年ロックオペラ 「TOMMY」 が日本に来るそうじゃない? TOMMYも有名になるかもね。
でも、私の方がスゴイわよ! 見て! 感動にひたる幸せそうな観客の顔、顔、顔! ロック生誕50年の記念すべき今年、世界的に無視された この私の名前が日本のロックの歴史に刻まれるわ、きっと!





劫火招来〜!

安倍晴明様に術をかけていただいて、戻ってきました。
今年のヘドウィグ、格好良かったですね! 男前でしたね! 惚れ惚れしました!  三上さんの命を削るような日々を思うと、今年またヘドウィグに会えただけで有り難い と良い子の仮面を被ってみたけれど、やはりまた来年もヘドウィグに会いたい!

ヘドウィグ! 来年また会いましょう! 待っています!
最後に、このパンクの洗礼2005を書くチャンスを与えてくださったパーシャさんと、いろいろ協力してくださったおともだちに感謝します。
2006年のヘドウィグを見る参考にしてくださいね〜!(笑)

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