【スタッフ】 |
脚本:高山直也/鈴木勝秀、演出:小椋久雄、制作:フジテレビ・共同テレビ
|
【キャスト】 |
三上博史(凶悪殺人犯)、 |
松重豊(刑務官)、 |
小日向文世(弁護士)、 |
手塚とおる(医師)、 |
他 |
|
【ストーリー】 |
タモリさんのことば(要約)。
「人間はみんな生まれた時から不平等。 一つだけ平等なもの、それは時間。 一日24時間。
しかし、その感じ方になると 人それぞれ。」
スポーツカーがビルの駐車場を走る。 運転しているのは、チュッパチャップをくわえた若い女。 コーナーを曲がり、、、急停止。 その前には数台のパトカーと大勢の警官たち。 助手席から むっくと起き上がる男。 女のくわえるチュッパチャップを取り上げ、激しく口づけ、不敵に笑う。 両手を挙げ、車から降り、降参のポーズをとる。 が、突然 車から取り出した銃をぶっ放ち、高笑いする。
男は、7人も殺した凶悪殺人犯。 態度もふてぶてしく、反省の色は見えない。
逮捕され、裁判所の判決が下りる。 その刑は、担当弁護士も驚く、わずか懲役30日というものだった。
「7人殺して、たった30日」 思いがけない展開に、喜ぶ男。 まず身体検査を受け、連れて行かれたのは、数名の医師が待ち受けるベッドの上。 そこで横になり、怪しい注射を打たれる。
懲役は、強い夏の日差しが照りつける屋上で一日中立っている、というものだった。 水も与えられず、刑務官が目の前で美味しそうに水を飲むのも じっと耐え、一日やり過ごす。 独房へ放り込まれ、そのひどい扱いに毒づきながらも、「たった30日ガマンすりゃ・・」 と、コップで壁に日付カウントの印をつけ、自らを慰めるのだった。
来る日も来る日も、拷問を受けるかのような日々が続き、男は心身共にやつれていく。 やっとのことで 30日目を迎え、安堵し喜ぶ男だったが、独房から出された後に連れて行かれたのは、電気椅子の上だった。 「死刑制度は廃止されたはず」 訴える男に、「7人も殺して、そんな甘い話があるか」 と冷たく言い放つ刑務官。 ひとつ、そしてまたひとつ、バーが降ろされていく。 叫び、命乞いする男。 とうとう最後のバーが降ろされた!
男が目を覚ましたのは、懲役を受ける前に注射を打たれたベッドの上だった。 ”死んでいない・・・。 ここから出られる。” 安堵する男。 その旨、医師に訴えるが、医師からは驚くべき事実が伝えられるのだった。 そしてまた新たな注射が男に。。。
「やめてくれ〜〜!」
|
【記録】 |
1998年秋 全1回 CX系OA
ビデオ:あり(「世にも奇妙な物語 ビデオの特別編 Vol.3」 全5作品のひとつ:20分)
↑ 放送10周年記念で 『懲役30日』が選ばれ、ビデオに収められました。
|
【感想】 |
”30日ガマンすれば・・” そう思って、限界近くまで耐え抜いてきた日々が、現実世界では たった5分だなんて。(◎_◎;) あの恐ろしい日々を、残り 60分×24時間×30日-5分(計算、合っていますか?・汗) 過ごさなければいけないなんて。 もしかしたら、これを極刑というかも。(>_<) 政府高官らしき人の話では、犯罪者が増えて刑務所の収容人数が限界なので、この策をとった、とか。 う〜〜ん。 現実にありえそうな気が。(ない?)
懲役30日を終え、シャバに出るも、迎えに来た相棒の女に気づいてもらえず。 それもそのはず。 色気満点で美しかった男は、外見から何から何まで すっかり やつれはて、くたびれきった老人となってしまっていたのだから。
捕まる前の三上さん、色っぽい〜♪ このシーン見られただけでも、とってもお得な作品です。(をぃっ)
電気椅子に座るまでは、ほんっと態度が悪いったら。 ここまで態度が悪くて下品な役、他にしてないですよね〜? でも、似合う♪ というと、「ほめてんの!?」 と突っ込まれそうですが。(^^)ゞ まぁ、ほんと憎たらしい男ですが、それがまたステキ♪(笑)
健康診断のときの口内検査では、”あほ?”というような顔するし(笑)。 独房で丸まって寝てる姿は、とてもcuteだし。 命乞いとか、「やめてくれ〜〜!」 のところでは、ほんと、切実な表情されるし。 腹筋割れてるし(綺麗な筋肉のつき方ですね〜)。 特殊メイクも凄かったりするし。 色んな三上さんを見ることが出来て、ほんとに嬉しい作品です♪
|
|
ページTOPへ |